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美容外科 看護師の役割は、患者さんから選ばれる存在であること!
一般病院で働いた事がある人であれば、患者さんが看護師に「お世話になりました」「ありがとうございました」という場面は、ある種当たり前ではないでしょうか?
美容外科では、そうした本来の看護師としての役割を果たしていれば良いという世界ではありません。むしろ真逆を想像していた方が受け入れやすい世界なのかもしれません。
契約してもらって、施術を受けてもらって、通院してもらって、こちら側が「ありがとうございます」と言う立場なのです。
つまり美容外科での看護師は、患者さんが憧れるようなクリニックのアイコン的存在であり、施術の素晴らしさを知ってもらい契約を結んでもらう営業的な役割を担う事が多いかもしれません。
かと言って、本来の医療面は全く意識する必要がないわけでもなく、信頼されるだけの的確な技術を要求される事も多々あるという、いわば何でも屋的な存在と言えるでしょう。
一般病院で勤務している人が、そこだけ聞いたら「なんて面倒な仕事だろう!」「チャラチャラしていれば良いなんてつまらない仕事」と嫌悪感さえ抱くかもしれません。
ただ、美容外科の魅力は一見つまらない面倒な事に見える事に興味を感じ、何でも屋としての役割を求められる事にやりがいを見出せる人であれば、全て個人の評価に繋がるという世界であるという事。
しかし美容外科の看護師が対象とするのは、治療が必要な患者さんではありません。患者さん自身が必要として選んで望んで来てくれないと成立しません。
つまり、美容外科の看護師は患者さんに選ばれる魅力や心地よさなどを持っている存在である必要があるのです。
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美容外科 看護師の役割は医師に対しては、気分良く仕事ができる雰囲気作り
とにかく医師が気持ち良く診察や手術が行える雰囲気を作る事。美容外科の看護師が医師に対して果たさなくてはならない役割があるとすれば、これに尽きると思います。
医師が不機嫌になるような事があれば、手術や診察の雰囲気が険悪になり、その険悪な空気はナーバスになっている患者さんには、すぐに察知されてしまいます。
もしも自分が患者さんの立場だったら、医師と看護師が見るからに険悪な雰囲気の診療現場には自由診療でなくても二度と行きたくないと思ってしまいませんか?
医師の技術が高く評価されているような所であれば多少は性格に難があっても患者さんはリピートするでしょうが、大概の所は患者さんが不愉快な思いをしない事に細心の注意を払っています。
まず医師の性格や好み、癖などを把握する必要があります。その上で話題を選んでコミュニケーションを取ったり手術器械の準備やセッティングを行ったりします。
細かい事を言えば手術によって手袋のサイズを変えたり、電気メスの足踏みスイッチの位置であったり、腰掛けて行う手術であれば、椅子を置く位置やタイミングであったり些細な事です。
しかし、そういう細々とした事をいちいち言葉に出して指示をしなくても、準備されていたり設置されていたりするというような単純な事で喜ぶ医師は非常に多くいます。
医師と看護師の相性が良く、息が合っていると、仕事もスムーズに進みますし、必然的に雰囲気も良くなり一緒にいる患者さんも和やかな気分になってもらえるという事が多かったです。
美容外科 看護師の役割は患者に対しては、患者さんの思いを共有し大切にできる存在であること
美容外科に来る患者さんは、自分の外見、あるいは他人からは見えない部分にコンプレックスを感じていて、そこを修正する事で進めずにいた一歩を踏み出そうとしている人がほとんどです。
例えば毛深いから水着が着れず夏に海に行けない。小さくて一重まぶたの目に自信が持てず好きな相手に告白できない。多分、誰も見ていなかったり気にしていない事かもしれません。
でも患者さん自身は、それが気になって前に進めずにいます。前に進むためのきっかけが施術を受ける事だったりするので、相談とは言いつつカウンセリングを受ける時点で既に気持ちは決まっている人がほとんどです。
そんな患者さんの話をきちんと聞く事ができる事は言うまでもありませんが、患者さんの気持ちを理解し尊重した上での後押しができれば最高です。
前向きな気持ちで施術を受けられれば、結果が同じでも患者さんが感じる効果はさらに大きなものになります。患者さんが前向きにどんどん変わっていくお手伝いができるのは看護師としても最高の喜びです。
自分の外見を他人に良く見られるようにしたいと願う患者さんたちですから、相談相手である看護師の外見も結構気になるようです。
一般病院であれば、外見は全く気にしなくても人柄だけで高い評価を得られますが、美容外科では人柄より先にビジュアルを見られる事が多い印象があります。
だからと言って、すごい美人でスタイル抜群である必要もありません。清潔感は必須ですが、自分がよく見えるメイクや持ち物などにオシャレな個性が患者さんから見えればOKです。
「何だかカワイイ人」「雰囲気がある感じの人」などの評価があれば完璧です。いかに患者さんから好感を持ってもらい気に入ってもらえるか?
その上で患者さんの思いを大事にしながら一緒に前に進んでいける存在か?という事が美容外科の看護師に求められる役割ではないかと思います。
美容外科 看護師の役割はカウンセリングスタッフに対しては、お互いが良き情報提供者
私が勤務していた職場にカウンセラーは存在しませんでしたが、カウンセリングを専門的に行うスタッフとしてベテランの受付スタッフがいました。
もちろん美容外科の看護師の役割として重要な業務がカウンセリングなのですが、看護師が行うのは、ほぼ施術を決めている方に対して具体的な相談をする事がほとんどでした。
しかしカウンセリングスタッフが行うカウンセリング対象の方は、施術をするのかどうかを迷っていたり施術後の仕上がりに納得がいかないなどの内容の方が主でした。
カウンセリングスタッフは、その仕事がメインの仕事とは言え、いわゆるクレーム対応がメインのような仕事ですので精神的な負担は大きく大変だったと思います。
なので私たちは、なるべくお互い愚痴も交えながら情報交換をする時間を多く設けるように心がけていました。辛い気持ちも共有できる事で信頼関係も深くなります。
施術の際や看護師が行うカウンセリングの際に患者さんの言動や態度などで気になった事は情報として残し、カウンセリングスタッフに提供するように心がけていました。
逆に、施術まで何とか漕ぎつけた。というような患者さんの場合はカウンセリングからの情報がとても役に立ちます。その方がどんな事に強く不安を感じている。とか、どうして迷っていたのか?
などの情報が得られる事で施術の際に看護師がどういう面に注意を払って対応していけば、より患者さんに満足していただけるのかが分かりやすくなります。
カウンセリングスタッフが仕事をしやすい環境を整える事で看護師の仕事もしやすくなるという相互作用が生まれるため、最終的には患者さんにも良い環境が提供出来る。という結果に繋がり一番理想的だと思います。
ですから、カウンセリングスタッフとの関係性という面においても看護師は、スタッフ間の風通しが良くなるように環境調整係という大切な役割を担うことになります。
美容外科 看護師の役割は同僚看護師に対してはライバルではなく鏡かも!?
美容外科の看護師はライバル意識が強い人が多いような気がします。結果が数字に繋がる世界という事もあり、一般科の病棟看護師の世界がのどかに思えた事もありました。
まずビジュアルで競うという事は一般科の時は全く考えられない。という人がほとんどだと思います。ただ、美容外科では、ビジュアルに気を使う事が普通に求められ果たすべき役割とされるため、必要な競争ではあります。
でも少しズレてしまうと、今日着ている服はどこそこのブランドでバッグはどこの物。ファンデーションは…。みたいな変な競争にもなりがちです。
問題は、着ている服や使っている化粧品が良い物であっても、それが自分をより良く見せてくれているのかどうなのか?なのですが、ライバル心だけが大きくなってしまうと、おかしな競争が始まります。
おかしな競争の先に患者さんは存在するのか?というと、ほとんど存在しない事が多いような気がします。私の上司は良く「患者さんに媚びる必要はないけど、患者さんにどう見られているかは意識するべき」と言っていました。
自分磨きは必要ですが、何のために磨いているのか?という目的を見失わないようにするためには、患者さんからの人気が高い看護師を見ると一目瞭然かもしれません。
同僚看護師に自分の価値観だけで負けたくない、とか、あんな人と比べられたくない。など上から目線な人は、一見ビジュアルがパーフェクトでも余り患者さんからの人気がなく、仕事もやり辛そうで長く続かない感じがしました。
逆に「肌キレイだね!どこの化粧品使っているの?」「痩せたでしょ?どんなダイエットしてるの?」など同僚と積極的に情報交換したり相手の良さを認めたり褒めたりできる人の方が看護師間での評価が高いのはもちろんですが、患者さんからの人気も高かったという印象があります。
そういう人は自分が果たすべき美容外科の看護師としての役割を認識し意識していました。独りよがりではない自分磨きをするためには、他人の目が一番のヒント。
まさに人の振り見て…何とやら。で、人の成長や変化などに敏感で、自分にも取り入れられるような感性を磨き、ライバル視だけでなく、お互いを高め合える関係が作れると最強かもしれません。
まとめ
美容外科の看護師の役割は思っていたよりも意外な方面で求められる事が多いと思いませんでしたか?
私は手術室勤務の経験が活かせる職場。という単純な動機で転職しましたが、転職してみてビックリ!な事の方が多くありました。
一般病院に比べて関わるスタッフの職種や人数も少なく、純粋に看護師としての役割よりも別の役割を求められる事も多々あります。
それに一般病院では、まず求められない自分のビジュアル磨きが求められるという点が特徴だと思います。しかも、他人の目から見た美しさを追求する必要もあります。
そのかわり頑張った人が頑張った分だけ数字で評価してもらえる世界でもあり、やりがいという点では一般病院と比べて大きなものがあるとも思います。
ただ、すべてのクリニックが正当な評価をしてくれるかと言えば、そうではない所も多いようです。テレビなどでも良く事件として摘発されているのは美容外科クリニックが圧倒的に多いと思います。
ある意味、個人的に情報収集しただけで飛び込むにはリスクが高い職場なのかもしれません。待遇面など自分では中々確認しづらい部分ですが絶対に確認が必要だと思います。
転職サイトなどに登録してコンサルタントに間に入ってもらった上で情報収集したり、転職後のフォローもしてもらえた方が安心して働いていく事ができると思います。
興味はあるけど、迷っている。そんな時は余り深く悩まずに、とりあえずの相談相手、として転職サイトなどに登録してみる事も一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。
執筆者情報
美容外科の看護師求人選びの参考に! 編集部
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