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美容外科の看護師の志望動機は、どんなことにすれば良いの?
実際に面接を受けて、現場で勤務してみて、美容外科の看護師として求められる事だと強く感じた事は、とにかく美意識を持っている事。という点でした。
まず面接の時点で、履歴書の内容よりも、今そこにいる自分の外見について色々な質問をされてビックリ。
「メイクはもっと派手にした方が良いと思うけど、どうですか?」「もう少し鼻を高くしたら、もっと可愛くなれる。とか思った事ありませんか?」などなど。
一瞬、なんて面接だ!と怒りすら感じましたが、相手にそう感じさせる外見だったという事にも気づきました。それに、そういう職場なんだ。という美容外科に対する自分の理解の少なさも痛感しました。
もっと美容外科で働くという事を理解した上で、しっかりメイクをして型どおりのリクルートファッションではなく、見た目だけでも少しは華やかさをアピールできていれば、そんな質問はなかったはず…。
つまり美容外科に興味がない。という方には全く向いていない現場だと思います。もちろん、美容外科は単科、あったとしても美容皮膚科という感じで「美容」という部分に特化されています。
ですから、全く興味がないけれど転職したいと思う方は余りいないとは思います。一般の診療科ではなく、美容外科に興味を持った時点で既に何かしらの志望動機を持っているのではないでしょうか?
一例として、私が美容外科で働きたいと思った時の志望動機をご紹介させていただきたいと思います。
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美容外科の看護師の志望動機=やっぱり健康な人が対象で、更に美しく変化するお手伝いができる事!
私の場合は、特にこれが一番大きな志望動機だった記憶があります。一般病院での経験(勤務でも実習でも)がある方なら何となくわかってもらえるのではないかと思います。
病気と闘う患者さんを支える事が仕事なんだと分かってはいても、必ずしも回復される患者さんばかりではないので、自分自身の気持ちやモチベーションが保てなくなってくる時期が一度はありませんか?
ちょうど私も、そんな悩みというか気持ちを抱えている時期に転職した先輩や友人と話す機会があり、美容外科という分野を知りすごく魅力的に見えました。
患者さんが病気ではない。という時点で、もうそれだけで十分です!と心の中では即決していたくらいの衝撃でした。逆に言えば、一般病院での勤務に限界を感じていたのだという事にも気が付きました。
それに、病気ではない患者さんが今より良い状況、例えば美しくなったりする事で、コンプレックスを感じていた部分が解消される訳ですから、何の不満も問題もない世界だ!と一筋の光が見えたような気になりました。
だから、美容外科に転職した先輩たちが「まぁ、それだけでも無いのだけど…」という言葉は私の耳には届いていませんでしたし、届いていたとしても頭には残りませんでした。
実際に美容外科に勤務してみて、ようやく先輩たちが「それだけでは無い」と言った言葉を思い出し理解する事が出来たように思います。
私の頭の中には若い女性が二重瞼にする、少しだけ鼻を高くする、胸を豊かにする…。簡単に思い通りに変化できた完璧な姿しか想定できていませんでした。
だから病気では無い患者さんに喜ばれる仕事。とだけ思っていましたが、大間違いでした。
患者さんは、若い女性、だけでは当然ありませんでした。老若男女問わず、手術の部位だって様々で想像を絶すると言っても過言ではない世界が広がっていました。
それに、病気の治療では無いとは言え、ある程度の年齢の方々は高血圧や糖尿病など色んな疾患を抱えて治療中という方が多く、手術や麻酔が影響を及ぼさないか?術後の創部のケアに注意が必要。
そんな事は日常茶飯事で、小さなクリニックのこの程度の施設で、そんな手術しても大丈夫なの?術後は、どうするんだ?!とビックリする事も時々はありました。
そんな感じで、一般病院での知識や経験は生かされましたが、疾患の把握や配慮は一般病院以上に必要な場面も多く、こんなハズではなかった。という思いも強く持ちました。
でも、基本的に美容外科の看護師として一生懸命取り組もうという気持ちがあれば、そういう事は大した問題ではない。と思えるくらいに得るものもたくさんあります。
手術によってコンプレックスが解消された方の本当に嬉しそうな笑顔や自信を持たれた表情を見ていたり、元々の疾患がありながらも、無事に術後処置まで終えた時には患者さんと共にやり切ったという達成感を感じる事もありました。
病気では無い患者さんが来る所という認識を持っていると、私のように、こんなハズじゃなかった!とガッカリして、道を間違ったと思ってしまう事もあるかもしれません。
病気では無い患者さんではなく、病気自体の治療はしないけど、別に病気を抱えた上で手術をされる患者さんも来る事はよくある。と思っていた方が良いと思います。
そういう部分も理解していますよ。知識もきちんと生かせますよ。という面を転職の時に出せれば大きな強みになる事は間違いないはずです。
美容外科の看護師の志望動機=今までとは違う世界で、自分の本当の評価が知りたいから。
看護師の仕事と言えば、チームワークあってのもの。というイメージが強くありませんか?もちろん、美容外科で働く上でもチームワークはとても重要です。
ただ、チームワークと言えば良い印象を持たれがちですが、良くも悪くもチームワークで片付けられる事が多い事に不満を感じた事はありませんか?
例えば、プライマリーナースとして患者さんを担当したとしても、2交代や3交代の勤務だから入院から退院、みたいに最初から最後まで関わる事は、まずありません。
更に、プライマリナースがいても、患者さんは相談しやすい看護師を頼りがちです。しかもクレームや問題が発生している時などは、特にその傾向が強いように思いますが、相談しやすい看護師に仕事が集中して大変になります。
逆にプライマリーナースとしての役割を果たそうと努力しない人の場合は、自分は仕事をしなくても他の人がやってくれてラッキー。だけど最終的には看護師の皆さんのお陰で…という結末。
いわゆる人事評価も形ばかりのもので、いくら患者さんからの評価が高くても上司の評価がイマイチだったら、仕事をしないけど上司の評価が高い人の方が優遇されている。
そういった不満を感じた事がある人は比較的多いのではないでしょうか?
その点、美容外科では自分がカウンセリングして手術やエステなどのケアの契約に結び付けば、それが全て収入として数字で評価されるようになります。
もちろん、それを自分の評価だとは思えない人もいるでしょう。ただ、一般病院での一律の横並びで不明瞭な評価に嫌気がさした人であれば、数字での評価には興味が持てるのではないかと思います。
それに、美容外科の看護師として働くのであれば、そのくらいのハングリーな意識がなくては難しい職場と言えるかもしれませんが、そればかりを志望動機として前面に出して行くのもハングリーすぎるかもしれません。
ダイレクトに自分の本当の評価を知りたい。と言うよりは、新しい分野で自分がどこまでできるのかにチャレンジしてみたい。自分の新しい可能性を見つけてみたい。という程度の表現をお勧めします。
努力した事や頑張った事は個人の評価として数字で表してもらえるけれど、同時に失敗したりミスした事の責任も大きくなる。それを理解した上で挑戦したいと思える事が伝えられれば、ポイントはかなり高くなると思います。
美容外科の看護師の志望動機=手術室や形成外科病棟などの勤務経験を生かせる場所!?
ちょっと月並みかも知れませんが、手術室経験者や形成外科病棟の勤務経験は美容外科で働きたい看護師にとっては文句なしのセールスポイントと言えると思います。
手術介助や器具、物品の滅菌も全て看護師が行うことがほとんどだと思います。ですから手術室の経験が活かせる場面も非常に多いですし、採用する側としては即戦力として重宝だと思うでしょう。
また手術後の創部処置やケアも看護師が行う事が多いです。ドレッシング材やテーピングはもちろん、セルフケアの指導などは形成外科で行っていた事が非常に役立つでしょう。
ただ、今までの経験を活かして働きたい。というだけが志望の動機であれば、今までの職場で良いのでは?という話になってしまうと思います。
それに、今までの職場に不満があっての転職などと言ってしまったら大変なマイナスになってしまいます。あくまでステップアップのための転職である事。
そのためには、最初の項目でも挙げた「キレイになる事を手伝える仕事」や次の項目の「違う世界への挑戦」などを合せた上で、今までの経験も活かして働きたい事を伝えていく事が大切だと思います。
美容外科の看護師の志望動機の例文はこちら!
では、①美しく変化する事をお手伝いできる仕事②今までとは違う分野の挑戦③自分の経験が活かせる職場
この3つのポイントをおさえた上での志望動機の例文をご紹介したいと思います。
「私は、総合病院の手術室に3年勤務してまいりました。これまで、疾患や外傷の治療のための手術の経験しかありませんが、健康な方が美しく変化するために手術を受けるという事に大変興味を思っております。
貴院での勤務は、自分のスキルアップが目指せると同時に、今までの経験を活かせると感じましたし、新たな分野への挑戦がしてみたいと思い志望いたしました。」
「現在、一般病院の形成外科病棟に勤務する中で、美容という面への興味が強くなりました。美容外科で勤務することで自分自身を磨きたいという思いも強くあります。
誰かが美しく変化できたり、コンプレックスの解消につながる事に関わる経験は私自身の成長にもつながるのではないかと考えております。
今までの経験が活かせる職場でありながら、全く違う分野への挑戦もできる貴院での勤務に大変魅力を感じ、応募させていただきました。」
まとめ
美容外科の看護師として働くことに多少の興味をお持ちの皆さんが、転職をめざす際の志望動機として少しはお役に立てたでしょうか?
勤務するために受けた面接は一般病院の面接とは、ひと味、ふた味違っていましたし、実際に勤務してみて初めて知った仕事内容もかなり多くありました。
一般病院でしか勤務した事がない看護師にとっては、想像ができない世界もありました。そういう面を理解した上で転職活動ができる事が一番大切な事ではないかと思います。
クリニックによって、システムや仕事内容には差がかなりあると聞いています。こんな事まで看護師がやらなくちゃいけないの!?という事も多々あるという話も時々聞きます。
さらに美容外科の情報は、なかなか一般には出てこないのが実情です。情報収集が必要なのに難しい。それが美容外科クリニックへの転職の一番の難しさかもしれません。
転職後に、こんなハズではなかった。という事を避けるためにも、転職サイトなどに登録してみると良いでしょう。コンサルタントは独自の情報をかなり持っている事が多いです。
その情報をもとにすれば、目的のクリニックに合わせた志望動機が加わり完成度が高まる事間違いなしです!
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美容外科の看護師求人選びの参考に! 編集部
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